今回は会社設立登記のご依頼に際して、お客様からよくいただく2つの質問について
記述していきます。
会社設立時の1株当たりの株価はいくらにするのが一般的でしょうか??
お客様より良くいただくご質問の1つです。
私の経験上、1株当たりの株価は1万円~5万円とされる方が多いです。
5万円とされる方が多いのは、旧商法時代に
1株当たりの発行価額を最低5万円とする制限があったからです。
また、出資金から持株数をすぐに計算できる等の理由から、
株価を1万円とする方も多いです。
なお、会社設立時に発行する株式数に1株当たりの株式発行価額をかけた数字が
資本金の基礎となりますが、
認可事業等を行う場合、一定の資本要件が課せられる
場合がありますので、注意が必要です。
※許認可事業を行う場合、定款に規定する当該事業の目的文言についても注意が必要。
会社設立時から公告方法を電子公告にすることは可能でしょうか??
こちらも割とよくいただく質問です。
公告方法を電子公告にしたいというお客様は多いです。
会社法上、会社設立時から、公告方法を電子公告にすることは可能ですが、
1点、注意しておかなければならない点があります。
それは、公告方法を電子公告とした場合、
定時株主総会の終結時から5年間、当該事業年度の貸借対照表の全文を
WEBサイトに掲載し続けなければならないということです。